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<title>「別冊宝石」傑作選 (光文社文庫)</title>
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<description>戦後ミステリは爆発的なブームとなり、数々の雑誌が創刊されましたが、「別冊宝石」は「宝石」の弟分としてできました。当初は「宝石」を補完するものとして位置付けられていましたが徐々に新人コンテストの候補作...</description>
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戦後ミステリは爆発的なブームとなり、数々の雑誌が創刊されましたが、「別冊宝石」は「宝石」の弟分としてできました。当初は「宝石」を補完するものとして位置付けられていましたが徐々に新人コンテストの候補作を一挙に掲載したり海外作家の長編を一括掲載するなど、独自の方向性が見えていますその「別冊宝石」に掲載されたまま埋もれてしまった作品群を編纂したのがこの本。ミステリーの資料性も非常に高いものとなっております
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<title>上海幻想[仮題]</title>
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<title>乱鴉の島</title>
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<description>新潮社はすぐにノベルズや文庫に落とさないから思い切って単行本を買ったのに、
２年余りで、しかも他社（講談社）からノベルズ出版とはちょっとショックでした。

肝心の作品ですが、読後一番に思ったのは、
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新潮社はすぐにノベルズや文庫に落とさないから思い切って単行本を買ったのに、
２年余りで、しかも他社（講談社）からノベルズ出版とはちょっとショックでした。

肝心の作品ですが、読後一番に思ったのは、
「火村シリーズの長編でリリカルファンタジーはやめてくれ」
です。

火村とアリスも３０男にしては大概なのに、
いい大人の登場人物たち（１人２人ならまだしも７人）が、
あまりにもロマンチック過ぎてあきれます。

登場人物たちの間にある「秘密」でひっぱってますが、
事件自体は作中で火村も言っているように「ありふれた殺人事件」なので、
その「秘密」がなかたら中短編で済んでいたような気がします。
（個人的にはその方がよかったです）
肝心の「秘密」もわりと早い段階でネタバレしますし。

この作者の作品のリリカルな部分が好きな人には楽しめますが、
そこがキライな人にはちょっとお勧めできません。
火村シリーズの長編ということで期待していたんですが………。読んでがっかりでした。孤島に滞在している登場人物がとにかく薄っぺらい、最後に真犯人が明かされても「だれ?」という感じでした。何故人物がこんなに描けていないのか?犯行動機も、あれでは結局誰を犯人にしてもよいわけで、何の驚きもありませんでした。時事の色々なことを詰め込みすぎたと思う。
導入部分とか、どうでもいい背景説明が長すぎる。
ヒミツもどのくらい大事な秘密なのか疑問。

ストーリー練る順番を間違ったんじゃないかしら？ 有栖川作品としては平均的な出来と思う。可もなく不可もなくで、ミステリとしてはいまいち魅力に乏しい。
 火村シリーズで４年ぶりの長編ということもあってか、火村・有栖川コンビがいまいち冴えない感じなのが残念。特に有栖川の暴走（本当はそうでもないのだが）にはしらけてしまう。
 メイントリックは、それはそれで面白いのだが、本筋とは関係ないような気がするのは私だけではないだろう。
 クローンとか巨億を稼ぐ青年実業家とか、時事ネタに走っているのもちょっと。古本屋で１００円だったのと、前から「有栖川というのがすごいペンネームだな」と思っていたので購入してみました。

…これは…
好きな人には好きな類でしょう。でも本格的ミステリーかどうかと言われると…
ライトノベルに分類されても良いと思います。
中学校の図書室などに置いて、「読書嫌いの人でも読みやすい！」というポップをつければ
人気がでるような、そんな作品です。
でもここまで人物設定が立っているのなら、ルパンやホームズのように主役のカリスマ性や
ぶっとんだ性格で読者を引っ張っていってほしい気がします。
あるいは浅見光彦ぼっちゃんのように旅情サスペンスにしてしまうとか。
２時間サスペンスの原作にすれば面白いかもしれませんね。

著者のほかの作品はもっと練りこまれているのでしょうか。
少々気になりますが、残念ながら他のものまで読もうという気は起こりませんでした。

火村先生と有栖川さんの格好良さ（キャラクターの魅力）に酔いたい方にはオススメ。
でもそれだけで感動やドキドキ感はほとんどありませんでした。ごめんなさい。
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<title>ヨリックの饗宴</title>
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<description>ちょうど総裁選挙の頃に発行されて、内容も政治の裏の物語昨年の熱氷と同じノンシリーズです。お馴染みの名前が出てこないけれど、相変わらず読ませてくれます。初めてこの方を読む人にお薦めです。従来の諜報物の...</description>
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ちょうど総裁選挙の頃に発行されて、内容も政治の裏の物語昨年の熱氷と同じノンシリーズです。お馴染みの名前が出てこないけれど、相変わらず読ませてくれます。初めてこの方を読む人にお薦めです。従来の諜報物の同氏の作品と異なり、政治を舞台とした作品。読みやすいし、感情移入もし易い良作であった。ちょっともの足りない気もするが、キャラ立も良く楽しめた。
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<title>ユージニア</title>
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発表された年の「このミステリーがすごい」に20位にも入らなかったのが今でも信じられない。ここまで、本をぼろぼろにするまで読み込める（楽しめる）話はそうそうな...</description>
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この作品は恩田陸の最高峰だと思っている。
発表された年の「このミステリーがすごい」に20位にも入らなかったのが今でも信じられない。ここまで、本をぼろぼろにするまで読み込める（楽しめる）話はそうそうない。読み返すとき一字一句もらさぬよう、気を張り詰めて読んだ。たくさんの話し手はそれぞれが、真実の断片となるカードを持っているけれど、本文中ではそれらは出会わない。でも、動かぬ証拠がある場所はわかる。誰がそれを書いたのかもわかる。わからない謎はまだある。いつか、真実に話し手の一人がたどり着くことだろう。その人間だけが手持ちのカード以外のカードを見つける可能性をもっている。 私は恩田氏の作品は大体においてファンであるので、この作品は悪くなかったと思う。最後が少々余計だったし、それが作品の魅力を幾分落としたのは本当だが、プロセスは悪くない。レビュー全部読んだわけではないが、読み通せなかった方はいないみたいだし。
 恩田作品は、地方都市の持つ独特の雰囲気を楽しみつつ、おまけとしてミステリーするのが正しい読み方のような気がする。「蒲公英草子」で失敗したお嬢様もこの作品ではよく描けているし（最後にコケるけど）、デビュー作以下、大賞やら大きな賞には届かないながらも選考委員が恩田作品を無視できないのは、そのあたりに理由があるのではないか。一つのエピソード（事象）を関連する複数の人間の視点から語らせる、いわば「羅生門」スタイル。旧家で大勢の人間が毒殺された事件をめぐって、「誰が、なぜ、殺したか」がテーマになっている。読者はまったく状況のわからない中からスタートして、だんだんとその謎に迫ってゆくのだけれど、最後まで、「結局、誰が犯人だったのか」は作者から明らかにされない。（暗示はされるけれど）。組み立てやそれぞれの人物の視点の違いなどは見事だけれど、肝心の事件について、「なぜ」という部分が希薄なようで、最後まで共感できない部分が残ってしまった。芥川龍之介「藪の中」を彷彿とさせるオープンエンドなリドルストーリー。

とはいっても、作中において大量毒殺事件は実際に起き、
実行犯は特定される、という事実自体はブレません。

真犯人が誰であるかだけが、最後まで明かされないのですが、丹念に読み込めば、
おそらく、この人ではないか、という当たりはつけることができます。


ただ、本作の読みどころは、おそらく、そうしたフーダニット興味にあるのではなく、
後年になって、関係者それぞれの視点から語られた事件の「真実」が集められることで
形作られていく、虚構の迷宮とでも呼ぶべきものの佇まい自体を味わうことにあると思います。


一人の人間が把握できる事実などは、ごく限られて
いますし、時が経つにつれ、したいに忘却していきます。

そして、後になって、いざそのことを語ろうとする際、改変・改竄された
「真実」には、色濃く自己の願望が反映されたものになっているのです。

よって、ミステリでよく見られる超人的な犯人による巧緻な《操り》なども現象に
整然とした意味と構図を求めてしまう現代人の願望に過ぎず、現実はそんなに
単純でも透明でもありません。


「真実」が人の数だけあるというなら、たとえ自分の理解が及ばなくても、
相手を思いやり、寛容の精神を持って接していくべきなのに、異端者を排除し、
わかりやすく、自分にとって心地よい「解決」に飛びついてしまう――。


本作は、そんな人間の哀しい業を描いているといえます。 大量虐殺となった毒物混入事件を色々な視点から見ることで描いた作品。「Ｑ＆Ａ」と同じような仕組みですが、ぼんやりとした雨に包まれた雰囲気が小説全体を包んでいて、1人の容疑者とも言える女性が雨の向こうに見え隠れします。

 ユージニア、私のユージニア。
 私はあなたと巡りあうために、
 ずっと一人で旅を続けてきた。

 殺人現場におかれた謎の詩に、ゆっくりと流れた時間。時間の流れを味わいながらゆっくりと読み進めてください。恩田陸さんらしい作品だと感じました。
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<title>ユグノーの呪い</title>
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<description> 舞台は２０１８年。精神病治療はバーチャル記憶療法士が患者の記憶に潜入しトラウマを絶つ方法が開発されていた。バーチャル記憶療法士健吾はユグノー呪いがかかったメディチ家の末裔・ルチアの記憶空間へ…！ ...</description>
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 舞台は２０１８年。精神病治療はバーチャル記憶療法士が患者の記憶に潜入しトラウマを絶つ方法が開発されていた。バーチャル記憶療法士健吾はユグノー呪いがかかったメディチ家の末裔・ルチアの記憶空間へ…！ 最初から引き込まれ、一気に読んでしまう。手放しで面白かった。
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<title>幽霊博物館</title>
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<title>模倣密室</title>
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 本書はタイトルとサブタイトルでも分かるかと思いますが、７つの密室ミステリー事件が連作として描かれる作品集。いずれもドジでありながら密室事件好きな黒星警部の推理が描かます。その黒星警部ですが、個性的なキャラクターで、折原一らしい密室事件のトリックが満載で、一気に読むことができ、ミステリーも十分堪能できました。引き続き黒星警部の活躍をシリーズとして読みたいです。
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<title>ミステリーズ!vol.17</title>
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<title>ミステリーズ!Vol.07</title>
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<title>魔女の死んだ家 (ミステリーランド)</title>
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折角「ミステリーランド」のシリーズなので、
カラクリ屋敷とか作者の得意分野だと思うのですが、
そうでなかったのが残念です。

子どもも大好物だと思うのだけど。
トリックの...</description>
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面白く読んだのですが･･･
折角「ミステリーランド」のシリーズなので、
カラクリ屋敷とか作者の得意分野だと思うのですが、
そうでなかったのが残念です。

子どもも大好物だと思うのだけど。
トリックのある建築モノって。三部構成になっているミステリ。第１部が、母親にまつわる生と死の記憶を語る子どもの話。第２部が、密室でひとりの女が死んだ事件を語る関係者の証言。そして第３部で、事件の真相が過去の闇から浮かび上がり、関係者の間で解き明かされる。ざっくりまとめてしまうと、大体こんな構成になっています。事件に関わった人たちの話を通して、艶やかな桜の化身のようなひとりの女性の姿と、事件が起こった屋敷の、特に庭に咲く草花の風情が過去から蘇ってくるような味わい、それが印象に残りました。第１部、第２部と読んでいって、フランスのミステリの匂い、さらに言えば、ボアロー＆ナルスジャックの作品を思わせるようなミステリの香り、それに通じる味わいがあるような気がしました。朦朧としておぼろげな過去の記憶の中から、ミステリアスな香りが立ち上ってくるようなところに、一種共通した匂いを感じたのです。ミステリーランドのシリーズは何冊か読みましたが、本書が一番難易度が高かった。まるで、曖昧模糊とした過去の記憶の中を、目隠し鬼の遊びのように手探りしながら進んでいく感じ。正直、子どもが読むにはかなりしんどい作品なんじゃないかと、そう思ったんだけど、どうなんだろう。挿絵を描いてらしたのは、波津彬子さん。『雨柳堂夢咄』シリーズとかとても気に入っているので、収められた挿絵の数々、親しんで見ていくことができました。本書の話の内容とか舞台背景などにしっくりくるふさわしさを、波津さんの挿絵に感じました。 とにかく登場する家の庭がとても美しいと感じさせられる。物語の根幹をそのイメージが支えている感じである。また、幻想的な館を舞台にしたミステリーとして見ると、固定観念を持って読むと足下をすくわれる控えめながらしっかりしたサプライズが用意されている。 ジュヴナイル小説としてみた場合、いささか構成の複雑さが気になるところではあるが、中学ぐらいの時に読んでみたかった作品である。多くの悲しみと怖れがつづられていても、非常に美しい物語です。自然のままに留めおかれている庭園に咲く、一本の枝垂桜。魔女と呼ばれるに相応しい女性の艶やかさ。そうした描写が、薄暗い外観を持つ洋館を照らす光のようです。眠っていた過去をゆり起こすのは、時には残酷なこともあります。でも、どれほど辛くとも必要なこともあります。ここでは、どうしても謎を明らかにする必要がありました。人も家も再生するために。すべてを知った後は「魔女」への印象が大きく変わりました。花のような女性でしたが、花は見た目のように弱くはないことを暗示しているようにも思えます。挿絵は波津彬子氏。華麗な絵が幻想的な雰囲気に融合しています。表紙の洋館と１４３ページのイ!ラストにはことさらに感じ入りました。この両作家による合作（コミック化など）を見てみたいです。蛇足ながら、建築探偵シリーズのファンであれば登場人物の一人が気になることでしょう。
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<title>凶鳥の黒影 中井英夫へ捧げるオマージュ</title>
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<description>ぐっときてしまうわけですが。恩田陸、笠井潔、菊池秀行、北村薫、長野まゆみ、三浦しをん、山田正紀（敬称略）の七人はエッセイ、他の方々が短編を書かれています。この中に誰か一人でも好きな作家がいるなら、読...</description>
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ぐっときてしまうわけですが。恩田陸、笠井潔、菊池秀行、北村薫、長野まゆみ、三浦しをん、山田正紀（敬称略）の七人はエッセイ、他の方々が短編を書かれています。この中に誰か一人でも好きな作家がいるなら、読んで損はないと思います。中井作品がまさに〈永遠の呪縛〉たりえることがうかがえる本でした。
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<item rdf:about="http://8-book.shop-searchengine.net/detail/14/4062705737.html">
<title>魔王城殺人事件 (ミステリーランド)</title>
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<description>倉知淳氏の「ほうかご探偵隊」に続いて、このシリーズで読んだ２作目なので、どうしても「ほうかご探偵隊」と比較した感想になってしまう。
もし僕が小学生で,この本を読んだなら「こんなキャラ設定は有り得ねぇ...</description>
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倉知淳氏の「ほうかご探偵隊」に続いて、このシリーズで読んだ２作目なので、どうしても「ほうかご探偵隊」と比較した感想になってしまう。
もし僕が小学生で,この本を読んだなら「こんなキャラ設定は有り得ねぇー」と感じただろう。
むしろ「ほうかご探偵隊」のメンバーの個性の方が,現実離れしていて強烈な分、かえってリアリティを感じられたかもしれない。 それと メンバーをニックネームで記述するのは賛成だが、例えば『おっちゃん』(⇔小川君のあだ名)と書かれると、「おっさん」(⇔オジサン)と混同してしまって混乱してしまう。
結果、子供向きに書かれたのだとしたら あまりに大人目線。(昔子供だった)大人向きに書かれたのだとしたら、ちょいとトリックが平凡すぎ。。。ってなわけで、星２つ でした。

 蛇足だけど、「あとがき」に書かれたナゾの方が 僕にとっては面白かった。
 実話らしいけど、やっぱ事実は小説以上なのかも・・・・少年探偵ものとして、素直に読めた。
ひねりすぎず、かといって簡素すぎもしない。
子どもにも大人にも、というミステリーランドに相応しい作品だと思う。
実際の事件と、主人公の少年が出すアリの問題、両方の謎解きが楽しめる。
子どもたちの関係も、時代を超えてどこにでもあるものだから、大人には懐かしさを、子どもにはリアル感を与えるのではないだろうか。小学5年生の主人公だから低学年向きだとは思いますが、一気に読めて気軽に読めて面白かったです。まあ、いつもかなり凝ったトリック物を読んでいる方にはかなり物足りなさを感じるかもしれませんが。でも推理小説の入門書ということで子供さんに読んでもらいたい1冊です。 ミステリーランドシリーズということでどうしても対象年齢は低い内容となっています。このシリーズの趣向を理解して読めば楽しめる作品でしょう。 著者の歌野晶午さんは奇想天外なトリックが十八番の本格派で、この作品にもそれなりのトリックを用いていますがコアな本格推理小説マニアにはやや不満の残る作品となっていますが、それはおまけということで、この本の楽しむところは別にあり、「少年探偵団」ならぬ「５年１組捜査1課」と、現代風な少年活劇の趣向となっています。彼らのキャラクターの描写は生き生きとしており、会話も面白く、雰囲気を楽しむ小説でしょう。彼らの好奇心に私は「なつかしさ」を覚えました。 アリのクイズは傑作。答えをどう感じるかによってあなたの頭の堅さがわかるような気がします(笑)。ミステリーランドは子供向けのはずなのに何故か大人向けの物語が多かった中で、これは子供が読んでかなり楽しめる作品だと思います。毎度思うのですが、私が小学生の頃に講談社さんがこの企画がしてくれていたらと思ってしまいます。羨ましいなぁ今の子が。（笑）探偵クラブ、密室、消える死体、物体がワープする小屋、幽霊、いかにも怪しい屋敷に探検と子供が好きそうなものばかりをギュッと詰めこんだような１冊なんですよね。子供の頃って禁止されればされるほどやりたくなるし、行ってはダメな場所ほど魅力的に感じていた記憶があります。私も子供の頃に半分肝試しみたいな感覚で廃屋に行ったりしていました。そして小学５年の頃は彼らみたいに男の子と女の子って対立してましたね。（笑）ＫＡＺ対タキゾノキヨミの夫婦喧嘩は大人が読むと思わず懐かしさを感じちゃうのではないでしょうか。殺人事件と小屋のトリック、また真相の意外性は彼の作品としてはやや低めだと思うのですが、子供向けに書いてある事を考えるとこの結末が一番納得できると思います。ただ１つ難点なのがヒデ兄。衣装があまりにも浮き過ぎていて彼だけが何故か変な存在になっちゃっているのですよね。彼の存在がないと探偵クラブだけでは事件は解けないのですが、警察官の服装としては無理がありすぎかなぁ。ミステリーランドに登場する大人の人って何故か奇妙な人が多いですよね。あとがきで歌野氏が小学生の頃に経験したミステリが書かれています。あの頃からそんな「謎」と「トリック」に出会っていたなんて！進むべき道に進まれた方なんですね。（笑）ミステリーランドではこのオマケも楽しめるので普段は「あとがき」を読まない方もこのシリーズは読むことをオススメします。
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<item rdf:about="http://8-book.shop-searchengine.net/detail/15/4062131587.html">
<title>亡命者 ザ・ジョーカー</title>
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<description>仕事は「殺し」以外のすべて。トラブルシューター ジョーカーの第二弾。
前作を読んで面白いと思った人向けかな。面白のですが、ジョーカーに感情移入し辛いのは、何故でしょうか？


ジョーカーシリーズの第...</description>
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仕事は「殺し」以外のすべて。トラブルシューター ジョーカーの第二弾。
前作を読んで面白いと思った人向けかな。面白のですが、ジョーカーに感情移入し辛いのは、何故でしょうか？


ジョーカーシリーズの第二弾。
文章も軽くスラスラと読め、ハードボイルド作品としては標準以上なのだろうが、それ以上でもそれ以下でもない作品という印象を受けた。
たとえていうなら、機械で大量生産された製品の一つのようなもので、飛び抜けた特徴を感じなかった。
大沢氏やジョーカーシリーズのファンでなければ、あえてこの本を読む理由は見あたらない。
バラエティに富む短編集で楽しめました。ジョーカーの過去なども若干明かされます。
でも今回、ジョーカーあんたやられすぎ、ってくらい危機一髪すぎです。
連載をまとめて忘れた頃に単行本化してくれる今のペースで丁度良いですね。
特に期待しているわけではないですが、読めばやっぱり面白い。
こういうライトなハードボイルドも相当うまいですが、やっぱり長編を読みたいですね。殺し以外のもめごと解決屋、ジョーカー。そこの持ち込まれる数々の事件を元にした短編集です。６つの短編からなります。今回の事件は、過去に尾を引くものが多く、８０年代に話題となった事件・事故の裏側（？）も垣間見れるものとなっています。また、ジョーカーの過去、誕生の秘密などが少しずつ明かされていきます。

筋は、比較的単純で、読みやすい本でした。ジョーカーのスーパーマン的な活躍は少なく、危機一髪に陥りながら、という話が多かったです。ウィットのきいた結末がさすがです。特に面白くもない作品。時間潰しにはいいが、特に感動したり、興奮したりはしない。これより面白い作品は山ほどある。色んなエピソードが出てくるので飽きは来ないが、特にお勧めできると言う訳ではない。今度は長編を望みたい。
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<title>モーダルな事象 (本格ミステリ・マスターズ)</title>
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 まず、この作品の前に「鳥類学者のファンタジア」を読むのが前提だが、それは本作をより面白く読むためであって、屁理屈をこねるためであってはならない。奥泉光の作品は、登場人物たちの大真面目なおかしさと、目まぐるしい舞台の移動、文章の勢いを楽しむのが正解のような気がする。時間のあるときに一気に行くべきだ（一気に読まずに済ませられる人は、相性が悪いと見る）。ジャズに詳しい方、多摩地域、特に中央沿線在住だと笑える頻度は確実にふえる。
 芥川賞作家に理屈を求める読者がいるのが不思議でならない。
 昭和の東京を舞台に、荘厳華麗な本格推理の大伽藍を構築し、挙げ句一瞬で全てを夢幻のうちに消失せしめた恐るべき傑作「虚無への供物」。中井英夫の探偵小説史上に燦然と輝く金字塔は、読者より、むしろ実作者にとって一層強く意識され続ける存在だろう。

新本格とうたわれる作家達の中にあって、少なくとも奥泉光にとって「虚無への供物」とは作家として一度はぶつからねばならない作品だったようだ。しかし、中井英夫の傑作に相応しいリスペクトはどうあるべきか。真面目な中井英夫の衒学、耽美、レトリックを、ユーモア、滑稽に置き換え、あの大傑作をなぞるようにキャラを動かして、奥泉らしい遊びを工夫しながら、反推理小説として知られた結末を彷彿とさせるオチにつなげた技ありの作。

作家的野心を漲らせながら、思いっきり本歌を遊び倒した「モーダルな事象」は「虚無への供物」が好きな向きには堪らないはず。また「虚無への供物」を読んだことがない人にはセットで読むことをお勧めしたい。本格好きなら至福の時間が得られるはず。 犯人（裏の裏の犯人ではなく）がすぐ分かってしまったにも関わらず、面白く読めた。
 主人公の桑潟幸一助教授のだめさ加減と、もう一人の主人公アキの、勝手にミステリー小説の主人公になりきっているところなど、二人とも自分をみているようだった。
 アトランティスのコインとかありえないけど、その一方で、ふつうのとりとめもない本が、なぜかベストセラーになってしまったがために事件に絡んでくる点はありえそうで、SFと現実の間の不思議な世界を醸し出していました。 解説は何のために付け加えられたのか？
 この長すぎる物語にさらにページを加える必要があったのだろうか？それは、たとえば部分的に現出する漱石風の文体に何らかのエクスューズをしたかったからなのか？分かりやすくいい文章の間に混入する、主語のなかなか現れてこない、読みにくい文章に文学的な意味があるとでもいいたいのだろうか？
 エンタテインメントに徹してほしいものだ。啓蒙してほしくなんかない。今はやりの「本格ミステリ」の形式をとってテンポよくストーリーを展開させながら､現代の文学や活字文化に対する批評やパロディーの要素も盛り込まれています。お涙頂戴のベタな童話集に翻弄されるいまいち冴えない「普通の」人々。伝説のコインを巡って交錯する現在と過去､そして現実と幻想。「泣ける本」ばかりがベストセラーになる今日この頃ですが、こんなヘビーな本もあるものだとワクワクさせられる一冊です。特に活字を愛し､文学を愛でる方々にはたまらないでしょう。
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<title>魔―本格ミステリ・マスターズ (本格ミステリ・マスターズ)</title>
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<description>ストーカー、拒食症といった現代社会の病理を抉った快作、と言いたいところですが、これらの病理に対する考察がやや甘いと思います。サイコセラピストが精神分析の見地からストーカー、拒食症を解説しているのです...</description>
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ストーカー、拒食症といった現代社会の病理を抉った快作、と言いたいところですが、これらの病理に対する考察がやや甘いと思います。サイコセラピストが精神分析の見地からストーカー、拒食症を解説しているのですが、笠井ファンなら精神分析よりも現象学による解説を望むのではないでしょうか。ミステリーとしての出来は流石ベテラン笠井、そつなくまとまっています。 本格ミステリ・マスターズと銘打たれた叢書の一編。作者は笠井潔。笠井潔さんといえば『哲学者の密室』などに代表される思想的推理小説や伝奇小説、本作に登場する私立探偵飛鳥井が活躍するハードボイルドなど多方面で活躍する作家である。本作では私立探偵飛鳥井が、サイコセラピスト鷺沼の依頼で事件に関わっていく姿が描かれている。また、本格をも自分のフィールドにしている著者らしく、ハードボイルドと謎解きが、巧みに作品に織り込まれ、濃密な世界を作り出している。ハードボイルドとしては食い足りないと思う向きもあるかもしれないが、十分な水準に達している佳作。巻末のエッセイも興味深い。
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<title>輪(RINKAI)廻 文春文庫 (文春文庫)</title>
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タイトルは「りんね」ではなく「りんかい」。タイトル通りの話。ただの生まれ変わりではなく「累」という怪談が基。といっても「累」が何なのかはこの本を読むまで知りませんでした。怪談が基なだけに基本的にホラーです。でも序盤そんな感じはしなく家庭問題に悩む話みたいに感じ、行動を起こし始めた主人公が「累」というキーワードに辿り着いてからは徐々にホラー染みて来ます。元々は殺されても仕方ないだろうっていうような人の恨みというか欲が因縁になっているんですが、読んでて気持ちが悪くなっていきました。旧家の嫁姑問題。離婚してから金が目的で周りに集まってくる人達。上手くまとまった。これで幸せだ。と思わせつつ、これでもかと因縁を繰り返し。流石にそれはないだろうとも思うのも多々あるんですが。ホラー要素を抜いてしまえば昼メロのような気もします。
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<title>幻痛(ファントムペイン)</title>
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<description>失踪した旦那が立てこもり事件の当事者になり一緒に住んでいた女の子に殺されてしまった。その旦那がどういう暮らしをしていたのか、殺した女の子の母親とともに探る話。｢どうしてかわからないけれど、そう言って...</description>
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失踪した旦那が立てこもり事件の当事者になり一緒に住んでいた女の子に殺されてしまった。その旦那がどういう暮らしをしていたのか、殺した女の子の母親とともに探る話。｢どうしてかわからないけれど、そう言ってしまった｣みたいな表現が多々あり、その文句で流れの不自然さをごまかそうとしている感がありあり。この二人をいっしょに行動させたかった、というのがまるわかりです。これは妻として、母親として、女としての感情をつづった話だと理解した方がいいのでしょう。その媒介として事件を起こさせたとしか思えないです。ねちねちした感情がいらいらするほど伝わってくるので、(特に女の子の母親)その巧さは買います。でも、前述した通り、話が不自然すぎるし、最後がだから何？ その事件をきっかけにして大きく変わったわけじゃあるまいし、と思ってしまったので星三つです。
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<title>ファウストvol2</title>
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<description> この中で一番面白いのは、滝本竜彦と乙一であり、それ以上は読む必要があるって言うと？ 舞城は翻訳だし、佐藤友哉は別に面白くないし、西尾維新は前よりもよかったけど、所詮りすかだし。だけど、とにかく清涼...</description>
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 この中で一番面白いのは、滝本竜彦と乙一であり、それ以上は読む必要があるって言うと？ 舞城は翻訳だし、佐藤友哉は別に面白くないし、西尾維新は前よりもよかったけど、所詮りすかだし。だけど、とにかく清涼院がいるページは全部潰したほうがいいと思う。ページの無駄だろ。黒色のポカリスエット/佐藤友哉上昇志向って何かを考えさせられるあとは祖父さんがカッコイイ最強おらが村 最強
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